プレミアムなスタンダード(仮)

ヴァンガードのプレミアムスタンダード(Pスタン)について、有志で集まって書いていくブログです。 主にデッキレシピ、大会レポ、カード考察とかを掲載する予定です。

ていね

駆け抜けろ!グレード3のその先へ~ゴールドパラディン~


どうも、ていねです。
Pコレ発売でPスタンが以前より盛り上がっているような気がしますね。
さて、今回は僕が最近遊んでいるゴールドパラディンのデッキを紹介します。
こんな感じのもあるんだよくらいで、話のタネやデッキ組む取っ掛かりになれば良いと思ってます。

◆コンセプト
序盤から(手札は減らさず)アクセルサークルを増やしてアタッカーをたくさん並べてとにかく殴る!

◆ギフトについて
アクセルIIの使用を想定して構築しています。これまでの「エイゼル」に寄せた【ゴールドパラディン】は速攻性能が強みでしたが同時に手札の薄さが課題でした。そこで登場したのが「アクセルII」です。これにより手札を保持しながら攻撃的な立ち回りをしやすくなり防御面のみならず盤面構築の安定性が大きく向上し、非常に戦いやすくなりました。


Gゾーン 16枚
《黄金竜 スピアエクス・ドラゴン》 2枚
《至純の原初竜 アグノス》 1枚
《暁天剣聖 グルグウィント・ヘリオス》 4枚
《黄金竜 グロリアスレイニング・ドラゴン》 2枚
《天道聖剣 グルグウィント》 2枚
《極天のゼロスドラゴン ウルティマ》 1枚
《黄金獣 すれいみー・フレア》 2枚
《癒しの真・解放者 エルリーゼ》 2枚
G3(11枚)
《レーブンヘアードエイゼル》 3枚
《灼熱の獅子 ブロンドエイゼル》 3枚
《戦場の嵐 サグラモール》 3枚
《黄金の聖剣 グルグウィント》 2枚
G2(11枚)
《神技の騎士 ボーマン》 4枚
《風炎の獅子 ワンダーエイゼル》 4枚
《残陽の騎士 ヘンリネス》 3枚
G1(11枚)
《美技の騎士 ガレス》 2枚
《曙光の騎士 ゴルボドゥク》 4枚
《神聖魔道士 ラヴィニア》 2枚(守護者)
《投刃の騎士 メリアグランス》 3枚
G0(17枚)
《紅の小獅子 キルフ》 1枚(FV)
《聖弦の奏者 テオドラ》 4枚(☆)
《だんてがる》 4枚(前)
《力闘の騎士 ナルネス》 2枚(前)
《光輪の盾 マルク》 2枚(引・守護者)
《エリクサー・ソムリエ》 4枚(治)

◆このデッキの面白いところ
(1)アクセルサークルが爆発的に増える(アクセルIIで手札も増える)。
(2)アクセル一杯の状態でフロントトリガーが捲れたときはチョー気持ちいい。
(3)手札も増えるので意外と防御力がある。

◆採用理由
・Gゾーン
《黄金竜 スピアエクス・ドラゴン》
メインフェイズに《風炎の獅子 ワンダーエイゼル》でアクセルサークルを増やしてから超越し、増えたアクセルサークルにユニットをコールする動きが強いです。普通に超越して使っても優秀です。序盤~中盤に仕事するので2枚。
《暁天剣聖 グルグウィント・ヘリオス》
ドライブ数の増加はシンプルながら強力です。前列が爆発的に増えるこのデッキでは、前列×10000パンプとなるフロントトリガーを捲りに行けるので相性が良いです。
《天道聖剣 グルグウィント》《黄金竜 グロリアスレイニング・ドラゴン》
フィニッシャー。基本的に後者を使ってますが、山の枚数や相手の点数次第では前者かなって今のところ考えてます。
《至純の原初竜 アグノス》
タダ超越は魅力的。G3を山から抜いちゃうデッキなので乗る機会は少ないかも知れませんが選択肢として入れてます。
《極天のゼロスドラゴン ウルティマ》
アグノスと同じく乗る機会は少ないですが、山に☆が残っている場合は強烈なフィニッシャーです。とはいえあくまでサブプラン。
《黄金獣 すれいみー・フレア》《癒しの真・解放者 エルリーゼ》
25000以上のシールド値が出る(可能性がある)ものを選択。マルクのような手札以外からコールしても誘発する守護者が出ればガード制限に対応できなくもないです。

・G3
《灼熱の獅子 ブロンドエイゼル》
スペリオルライドするのが仕事。はじめ4枚でしたが、スペリオルライドした後の残りはただ再ライドするか超越コストになるだけで、このカードが4枚である必要を感じなかったので減らしました。《紅の小獅子 キルフ》を先駆しないプランを考える場合は4枚の方が良いと思います。
《レーブンヘアードエイゼル》
2枚で回してましたが、ダメ落ちかつ手札に来てしまうとスペリオルライドにCB1を使わざるを得なくなり、先3にパワー27000↑☆2守護者制限できなくなるパターンがあったため1枚増やして3枚にしました。1枚だけ旧レーブンを採用するのもありだと思っています。(私も持ってるはずだけどどこにあるかわからない)
《戦場の嵐 サグラモール》
CBを使わない展開札。4枚にしていましたが、スピアエクス等のお陰で盤面を増やせるのでスタンほど必須でないように感じました。そのため、グルグウィントに1枚枠を譲って3枚に。
《黄金の聖剣 グルグウィント》
超越ボーナスはシンプルながら強力で、手札を使わず盤面を増やし結束達成するのがありがたいところ。オラクル対面(グレネみたいなあんま焼いてこないガード制限クランも)では結束によるリアガードへのインセプ付与で、盤面に置きまくったトリガーで耐える...なんてことができると思い、ダメ落ちも考えて2枚にしました。

・G2
《神技の騎士 ボーマン》
スペリオルライドのパーツ。これを引けてるかどうかでデッキの出力が変わります。絶対にライドしたので4枚。
《風炎の獅子 ワンダーエイゼル》
以前は超越との相性が良くないため、後半腐る札でしたが、《黄金竜 スピアエクス・ドラゴン》の登場で、メインフェイズにノーコストでアクセルサークルを増やしながら山を圧縮しドローするとんでもパワーカードになったと感じています。個人的に4枚入れたいカード。
《残陽の騎士 ヘンリネス》
使いやすい展開要員。山から出ても反応するためこのカードを採用しています。

・G1
《美技の騎士 ガレス》
スペリオルライドのパーツ。役割をスペリオルライドにのみ絞ったため、ダメ落ちを考慮した最低限の枚数である2枚採用としました。
《曙光の騎士 ゴルボドゥク》
超越コスト。エイゼルや《黄金の聖剣 グルグウィント》はVに置きたい、サグラモールはRに置きたい、ということでG3の役割が大きく、超越コストで切りたくありません。したがって最大限採用しています。
《神聖魔道士 ラヴィニア》
山から出して回収できる守護者ということで採用。盤面にうっかり出てしまったトリガーやエイゼルを山に返す役割もあります。枠の都合でマルクと枚数を散らしています。
《投刃の騎士 メリアグランス》
他にも候補はありますが、ソウルが思いのほか余るためカウンターチャージ要員として採用しています。パワーが低いため、後1でCBを与えたくないミラーや【トロワアンジュ】相手に単騎で殴ってヒットしないというメリットがあります。《紅の獅子獣 ハウエル》(旧)でもCCは出来るのですが、《黄金の聖剣 グルグウィント》がVのときには使えない、山切れが早まる、ソウルが過剰になる、スキルは強制的に解決されるため《極天のゼロスドラゴン ウルティマ》ターンに盤面に置けないなど微妙な感触でした。スペリオルライドできないとソウルが少なくなることもあるので、採用圏内ではあると思います。

・FV
《紅の小獅子 キルフ》
スペリオルライドのパーツです。《ドラゴンフルアーマード・バスター》《醗酵する根絶者 ガヰアン》は天敵です。
・トリガー
《だんてがる》《力闘の騎士 ナルネス》
アクセルII前提のため、打点を補うべく前トリガー重視です。
《聖弦の奏者 テオドラ》
盤面に置いてもソウルを増やしながら手札になるため、結束の補助となります。4枚。
《光輪の盾 マルク》
2枚採用しG1の枠を確保しています。Gガーディアンから出れば効果が使えるのも見逃せません。
《エリクサー・ソムリエ》
基礎値を重視しこちらを採用。


◆ざっくりとした回し方の説明
意地でも《神技の騎士 ボーマン》を引きに行くようマリガンしましょう。引けなかった場合、速度は落ちますが、アクセルサークルを増やしやすいため、《風炎の獅子 ワンダーエイゼル》を駆使しながら面で圧力をかけていきます。中盤までは《黄金竜 スピアエクス・ドラゴン》《暁天剣聖 グルグウィント・ヘリオス》でアドを稼ぎながら点を詰めていき、終盤は《天道聖剣 グルグウィント》《黄金竜 グロリアスレイニング・ドラゴン》で〆です。


大雑把ですが、参考になればと思います。
プレミアムコレクションでGユニットが追加されたこの時期、スタンのデッキにGユニットを追加して試しに遊んでみるというのも全然ありです。面白い世界なので、気軽にPスタンで遊んでみてくださいね。

勇敢アルトマイルと浅葱VGCS(2)~デッキ解説編~

 こんヴァンガ、身内にバーサーカー呼ばわりされている男、ていねです。
 第1回浅葱VGCSにて使用した【勇敢アルトマイル】のデッキレシピとその解説をして行こうと思います。長文、乱文で甚だ恐縮ですが、少々お付き合いいただければと。

◆デッキレシピ
Gゾーン(16枚)
《不滅の聖剣 フィデス》 2
《光輝の剣 フィデス》 2
《勇壮の聖騎士 アルヴァクス》 2
《神聖竜 ルミナスホープ・ドラゴン》 3
《極天のゼロスドラゴン ウルティマ》 1
《神衛聖騎士 イグレイン》 2
《神聖竜 ディフェンドホールド・ドラゴン》 1
《神聖獣 ディバイン・ますくがる》 1
《ダークエレメント ディズメル》 1
《ライトエレメント アグリーム》
G3(6枚)
《神明の騎士 アルトマイル》 4
《天命の騎士 アルトマイル》 1
《連接の騎士 ピクトス》 1
G2(12枚)
《反攻の騎士 スレイマン》 4
《絶世の騎士 リヴァーロ 》 4
《せぷとがる》 4
G1(12枚)
[《そにっくがる》 3
《月牙の騎士 フェレックス》 3
《希望の守り手》 2
《月桂の騎士 シシルス 》 3
《ぱっくがる》 1
G0(20枚)
《瞬きの騎士 ミーリウス》 1(FV)
《練磨の騎士 アレクトス》 3
《幸運の運び手 エポナ》 4(☆)
《ふろうがる》 4(☆)
《まぁるがる》 2(引)
《閃光の盾 イゾルデ》 2(引守護者)
《世界樹の巫女 エレイン》 4(治)

 《そにっくがる》は同じテキストの《ダマスカスの支援術師》でも良いです。好きな方を使いましょう。
私は[勇敢]黎明期からお世話になってるのもあって愛着のある《そにっくがる》を使ってます・

◆コンセプト
 手札を抱え防御面に余裕を持って《不滅の聖剣 フィデス》で詰めていく、がコンセプトです。
G環境に比べトリガーのパンプ値やシールド値が上昇したため、2超越目で確殺に持っていくことが困難になったため、3超越目もある程度見られるよう、リソースを確保できる構築に。また、ギフトの登場によって火力が強化されたデッキもあり受けを強くすることを意識しました。

◆採用理由
・Gゾーン
《不滅の聖剣 フィデス》
 2ターンにわたって相手の手札を削り取りに行きますので2枚。CB1で最低でも手札10枚相当の要求になるので強いですね。何でも呼べるので、状況に応じてそにっくがるを構えたり神明を2面に配置したりしましょう。
《勇壮の聖騎士 アルヴァクス》
 初回超越でリソース稼ぎに使います。初回しか使わないので2枚。
《光輝の剣フィデス》
 アルヴァクスに次ぐ初回超越用。一応2枚挿していましたが、GB3をほぼ使わないので1枚でもよいと思います。
《神聖竜 ルミナスホープ・ドラゴン》
 初回または、2超越目以降にCBの無い場合に使う用です。ノーコスで☆上昇がなんだかんだ強い。
《極天のゼロスドラゴン ウルティマ》
 【アルフレッド】や【ブラスター】ほど使いません。保険。
《神衛聖騎士 イグレイン》
 盤面に依存しない25000↑シールド。高パワーのガード制限に対して2枚使ったりするため、2枚入れています。扱いやすい分ソウルの管理には注意です。
《神聖竜 ディフェンドホールド・ドラゴン》
 条件付き疑似完全ガード。主にVスタンドの2撃目に投げつけられるのが仕事で、あると助かることのあるカードなので1枚採用にしてます。デリートされたら使えません。
《ダークエレメント ディズメル》
主に、Rで☆が上がることで相手のノーガードを遅らせられる《神明の騎士 アルトマイル》を守る用途で使います。
《ライトエレメント アグリーム》
手札の質を高めてガード札を確保するのが主な役割です。超越コストを引きに使うこともあります。

・G3
《神明の騎士 アルトマイル》
 メインVでR要員。文句なしの4投です。SBが[勇敢]持ち指定なのでソウル管理に注意。
《天命の騎士 アルトマイル》
 《瞬きの騎士 ミーリウス》の当たりを増やす目的と、《連接の騎士 ピクトス》でサーチする超越コストとして採用しています。
《連接の騎士 ピクトス》
 超越コスト調達や《神明の騎士 アルトマイル》のライド補助もでき、動きの安定性に寄与します。《神明の騎士 アルトマイル》でサーチできるのと枠の都合で1枚です。

・G2
《反攻の騎士 スレイマン》《絶世の騎士 リヴァーロ》
 このデッキのギミックの中核を担うカードです。なるべく山札に居てほしいカードなので両方とも4枚。
《せぷとがる》
 序盤の展開札で手札稼ぎに必要な《そにっくがる》や、最低限の要求値をとるのに必要な《月牙の騎士 フェレックス》をサーチできるカードです。
CBが不要でサーチ先が立ち回りに関わり、序盤の攻めに大きく貢献するため4枚です。

・G1
《そにっくがる》
 アド稼ぎとCB確保要員。3枚にしてるのは1枚を死ぬほど悩んだ末にぱっくがるに譲ったためです。
 初回超越に使いますが、山に居てかつ、2超越目で詰められない場合は2超越目にも使います。
《月牙の騎士 フェレックス》
 前列パンプと抵抗付与がとても強いです。根絶メサイア相手には呪縛をケアするためにアタッカーとして前列に投げたりします。2枚だとライドとダメ落ちで消えるのが怖く、かといって枠が厳しいし、そもそもサーチができるのもあって3枚にしています。
《希望の守り手》
 サーチできる完全ガードということで採用しています。はじめは引守護者4枚でしたが、サーチできるメリットが大きく、盤面を空けられるため呪縛や焼きに強い、【オラクルシンクタンク】のトムイチキシマターンにVだけ守ってトムをノーすることでワンチャン生き残れる(鹿は知りません)パターンもあるかもと思ったので枚数半々で散らしています。なお、オラクルには当たらなかった模様...。
《月桂の騎士 シシルス》
 超越コスト。ノーガードのタイミングを遅らせるために、G環境の頃より《神明の騎士 アルトマイル》をRに置く重要性が増したため4枚にしたいのですが、やはり枠がカツカツなので泣く泣く3枚に。ちなみに、G3を手札に加えるカードがデッキ内にあるため超越事故は滅多に無かったです。
《ぱっくがる》
 《せぷとがる》が序盤に絡まなかった場合に使います(というかそれ以外では使わないもとい使えません)。《そにっくがる》と比べカウンターチャージのタイミングが早いため、《練磨の騎士 アレクトス》が切れて《そにっくがる》が使えなかった場面等で《不滅の聖剣 フィデス》からコールしてCBを確保する動きをします。ソウル管理がそもそもシビアなので、使えたら強いよねえ程度の認識ですが、正直《そにっくがる》or《ダマスカスの支援術師》でも良いと思います。

・G0(ノーマルユニット)
《瞬きの騎士 ミーリウス》
序盤にソウルになってくれるFV。序盤にCBが欲しい相手だと大抵当たります。ライドや超越の安定性にも貢献してくれる優秀なカードです。
《練磨の騎士 アレクトス》
 怒りの3枚投入。このデッキの大きな特徴の一つです。引トリガーの投入と、手札をG環境より叩きつけなくなったので、意外と手札3枚以下になりません。超越以降ほぼ毎ターン使う前提でこの枚数です。

・トリガー
☆8 引4 治4
基礎値をとって全てスタンのトリガーです。
受けを強くし手札に余裕を持たせるために引トリガーを投入しています。
引はうち2枚は守護者です。これによりアレクトスの枠を確保しています。


・採用候補だったカード達
《ドリーム・ペインター》(スタン)
 山札に《反攻の騎士 スレイマン》《絶世の騎士 リヴァーロ》を戻すカードです。出す手段が限られるのと思ったより使わなかったので今回は非採用。
《レンダリング・エンジェル》
 《反攻の騎士 スレイマン》からアクセスすることで手札に来てしまった《反攻の騎士 スレイマン》や《絶世の騎士 リヴァーロ》をコールできます。《せぷとがる》を優先したため枠がありませんでした。
《威信の騎士 カタラクス》
 
 ガード値が増えるため、防御面の増強になると思いましたが[勇敢]持っていないのがネックでした。見た目はそれっぽいんですけどねえ。
《勝勢の騎士 アスカニウス》
 序盤の展開要員。G1はリソースを稼ぎと要求補助に回したため枠がありませんでした。しかも点を貰いたくない序盤にCBを要求するため残念ながら非採用。《ナイトスクワイヤ アレン》(スタン)も考えましたが同様の理由で非採用です。
《ぎゅーんみー 》 
 超越補助。【トロワアンジュ】【根絶メサイア】【オーバーロード】が盤面から消し飛ばしてくるためまず使えません。あと意外と手札が3枚以下にならないので非採用。猫の手借りたかったね(無念)。

良さそうなカードがあったらご教授いただけるとありがたいです。

◆大まかな立ち回り
(1)超越まで
・ポイント(A):初回超越を貰う!
 基本的に初回超越を貰うことを意識します。フォースクランやアクセルクラン相手に初回超越を渡すとギフト+超越のパワーで殴られるため、まずリソース補充が追いつきません。

・ポイント(B):なるべく点は抑える!
 V1パン等の止めやすい攻撃はなるべく止めるようにして超越の要求をノーガードできるようにしていきます。リソースは稼げますがそれこそ【ルアード】や【トロワアンジュ】のようにビックリするくらい稼げるわけではありません。ダメージになるべく余裕を持たせておく必要があります。ヒールトリガーも躊躇なく投げていきましょう。
 また、このデッキの序盤の展開要因はソウルブラストを要求する《せぷとがる》のみですので、序盤に点を貰う必要はありません。相手のG3ライドターンに点を貰うつもりで動いていきましょう。
 初回超越は最低でも《勇壮の聖騎士 アルヴァクス》と《練磨の騎士 アレクトス》の分CBがあれば良いので理想としては2点以下に抑えるようにします。

・その他
手札に来たG2は投げつけて少しでも要求をとっていきましょう。小さくても要求とるのマジ大事。《せぷとがる》を使う際には、相手が13kVの入っているデッキであれば《月牙の騎士 フェレックス》を一枚は置いておくようにします。後半の《不滅の聖剣 フィデス》に超越したターンに、《反攻の騎士 スレイマン》から連パンスタートすることで、前列単騎で5k要求がとれるためです。


(2)初回超越
《勇壮の聖騎士 アルヴァクス》、《光輝の剣 フィデス》、《神聖竜 ルミナスホープ・ドラゴン》から選択です。各ルートについて解説します。
・ルート(A):序盤に使った《せぷとがる》が1枚以下、CBが2以上。
 《勇壮の聖騎士 アルヴァクス》に超越するルートになります。
 《神明の騎士 アルトマイル》のスキルと併せて《練磨の騎士 アレクトス》と《そにっくがる》を揃えて手札を増やしていきましょう。手札にどちらかが来た場合は《神明の騎士 アルトマイル》をコールして☆2の攻撃でプレッシャーを与えていきます。
 相手がリンクジョーカーの場合は注意で、抵抗を持つ《月牙の騎士 フェレックス》、盤面を空けられる《そにっくがる》《希望の守り手》以外はコールしないにし、呪縛されないよう立ち回ります。

・ルート(B):序盤に使った《せぷとがる》が2枚以上、手札がトリガーだらけ。
 《光輝の剣 フィデス》に超越するルートです。
 《そにっくがる》を一枚はコールできているはずなので、《練磨の騎士 アレクトス》を《神明の騎士 アルトマイル》で呼びます。《光輝の剣 フィデス》でコールするのは《せぷとがる》が多いです。これは、次のターン用に《反攻の騎士 スレイマン》と《絶世の騎士 リヴァーロ》を山札になるべく残しておきたいからです。

・ルート(C):序盤に使った《せぷとがる》が2枚以上、手札から展開できるまたは盤面が整っている。
 《神聖竜 ルミナスホープ・ドラゴン》に超越します。初回超越のルミナスホープは自身に10kパンプ、勇敢持ちのRに+1000パンプするだけですが、要求が1段階上がったりするため意外と侮れません。Pスタンの1万要求って地味にウザったい(G1がG期のシステムユニットばかりで10kシールドが少ないデッキがわりと多い)ので最低でも1万要求はとるようラインを組むと良いです。

・ルート(D):お互いに点が詰まって4点以上になってる。
 ゲーム展開が早く、お互いにダメージが詰まってる場合は《不滅の聖剣 フィデス》に超越する場合があります。こうなるとこちらの手札もボロボロなので覚悟を決めて行くしかありません。ダメトリが出ないことをお祈りして殴りましょう。

(3)2超越目~3超越目
 相手の1超越目はノーガードを駆使して少ない手札消費で凌ぎ、返しの2超越目からフルパワーの《不滅の聖剣 フィデス》で手札を削り取りに行きます。2超越目でリソースを削り相手の返しを弱くし、あわよくばゲームエンドに持ち込む。3超越目で完全にゲームエンドを狙う...というイメージです。2超越目までに、《月牙の騎士 フェレックス》は最低1枚は設置しておくのが理想です。
 また、2超越目も《神明の騎士 アルトマイル》の超越スキルで《練磨の騎士 アレクトス》をコールし、スキルを使うようにしています。ドロートリガーのケアと返しを耐える札を保持するためです。
 ダメトリが乗るまでは前列単騎で、乗ったらブーストを付けるという基本に則りアタックしていきます。3超越目は山にロクなカードが残っていないと思いますが、可能な限りテキストに[勇敢]と書いてあるカードで5パン(手札10枚要求に相当)するだけも十分です。

 代表的だと勝手に思っている殴り方のパターンを3つ挙げます。
・パターン(A):相手が5点
 ダメトリを考える必要がないので、素直に《反攻の騎士 スレイマン》と《絶世の騎士 リヴァーロ》で反復横飛びしていきましょう。

・パターン(B):相手が4点
 初撃が☆1の攻撃だとノーガードされてダメトリを狙われます。
ダメトリを出されるのが一番の裏目なので、生き残っていたアタッカーはなるべく相手のG2をつつくようにして、《不滅の聖剣 フィデス》の攻撃時スキルで《神明の騎士 アルトマイル》と、《反攻の騎士 スレイマン》or《絶世の騎士 リヴァーロ》をコールしてなるべく相手がノーガードするタイミングを遅らせます。☆が捲れたら《神明の騎士 アルトマイル》でない方に☆、パワーは待機させているブースターに振っておきます。詰め切れそうになければ《そにっくがる》や《希望の守り手》を構えておくようにして返しに備えます。
 相手の手札が6枚以下であれば、《反攻の騎士 スレイマン》とや《絶世の騎士 リヴァーロ》で下手にVを殴らずフィデスで《神明の騎士 アルトマイル》を2面に配置しVノー強要か手札0枚の択を突き付けていきます。

・パターン(C):相手が3点
 神明以外の☆1の攻撃からスタートであれば大抵初撃ノーです。次の攻撃はダメトリが乗っても乗らなくても《不滅の聖剣 フィデス》から《神明の騎士 アルトマイル》と《反攻の騎士 スレイマン》or《絶世の騎士 リヴァーロ》をコールして☆を捲りに行く方がダメトリで沈黙する裏目は少ないです。待機させているブーストもつけて一枚でも手札を削りに行きましょう。
 この状況だと詰め切れないことの方が多いのでパターン(B)と一部重複しますが《そにっくがる》や《希望の守り手》を構えておきます。

 なんか偉そうに書いてますが、ていねとかいう奴はこんな風に考えていたんだなくらいに思っていただけると。


勇敢アルトマイルと浅葱VGCS(1)~デッキ選択の理由ほか~

こんヴァンガ、ていねです。
 私も浅葱VGCSに参加してきました。国内初のPスタンCSということで、盛り上がりもすごく、良い雰囲気で大会が進行してましたね。運営の皆様には改めて深謝です。

 さて、本題に入りましょう。今回私が持ち込んだのは《ロイヤルパラディン》【勇敢アルトマイル】です。主流は【アルフレッド】や【ブラスター】ですが、よりにもよってギフトがないこのデッキを持ち込みました。ひとまずレシピの画像はこちら
 知らない方に向けて軽く説明しますと、スタンダードが始まる前、アニメ「ヴァンガードG」が放映されていたころに登場したデッキです。
 ロイヤルパラディンに与えられたキーワード能力[勇敢]「アルトマイル」の名前を持つG3のユニットを中心にしたデッキです。その[勇敢]とはどんな能力かと言いますと、手札が3枚以下で有効になる能力群を指します。そう手札が3枚以下です。
 大したデッキ選択の理由は無く、自分が最も出力を出せるデッキかつ今の【勇敢アルトマイル】でどこまで行けるか試したい気持ちがあったというだけです。単純に好きなカードであるアルトマイルを使えるレギュレーションだったから使いたいデッキを使ったというのもあります。
 結果、好きなデッキで4位だったので非常に満足しています。正直、危ない橋をかなり渡っていたのは否めませんが。【デスアンカーアサシン】が規制で居なくなり、点を与えてこないデッキが少なそうなのも大きかったです。


・そもそも【勇敢アルトマイル】ってどんなデッキ?
 「アルトマイル」の名を持つカードを中心に、[勇敢]を持つユニットの攻撃に対し最低2枚はガードに消費させる《不滅の聖剣 フィデス》《反攻の騎士 スレイマン》《絶世の騎士 リヴァーロ》によるCBの数だけ飛んでくる連続攻撃を特徴とする攻撃的なデッキです。
 スタンダードで新トリガーが追加されたことでダメトリに弱くなり、G環境のころに比べ相対的に弱体化しました。ダメトリ許さねえ。
 世間的には紙装甲のデッキと思われていると思います。紙だけに。私個人としてはそれは半分正解で半分不正解だと思ってます。
 まずは、[勇敢]という能力に対する私の考えから書いていこうと思います。

・[勇敢]ってホントに紙装甲なの?
 私個人の答えはノーです。攻撃的なカードが目立つカード群ですが、実はその特性に反して、意外と手札を稼ぐことができたりします。ただ、リソースの稼ぎ方が回りくどく少々めんどくさいところがあります。手札を稼げる代表的なカードは、《そにっくがる》《希望の守り手》《さるーがる》あたりです。これらに共通するのが当然[勇敢]を持ち、それを有効化することで盤面から手札に変換されるカード達です。
 つまり、[勇敢]のリソース獲得は基本的に、山あるいは手札から盤面に出したカードを手札に変換する、という形をとります。盤面を手札に変換する性質はロイヤルパラディンでも[勇敢]特有のものです。さらに、手札に変換された結果盤面が空くので、副次的な効果として焼きやカオスブレイカー以外の呪縛に対しある程度耐性を持ちます。
 また、ロイヤルパラディンの中でも山札からのコール効率が群を抜いて優れているため、展開能力に非常に優れています。そのため、《そにっくがる》等を山から複数枚コールして手札にすることも容易です。
 上記の性質から展開して攻撃した後、手札に変換して守りを固めるという動きが可能で、構築や立ち回り次第で手札を8~10枚くらいキープして戦うことも可能です。勇敢(手札が3枚以下で有効)とは一体...と思ったそこのアナタ、気持ちはわかります。

・じゃあ結局なんなの?
 強烈なフィニッシュ手段を持っている攻撃的デッキだが、決して攻め一辺倒ではなくリソース稼ぎもできる、器用というほどではないけどそれなりに小回りの利くデッキという印象です。加えてPスタンではダメトリで連続攻撃が止まるので、その裏目を考えながら立ち回る必要があり、覚悟も必要ですが考えることがわりと有って回していて楽しいデッキです。それにアルトマイルカッコいいからね!
 詳しい立ち回りは次のレシピ紹介で書ければと思います。
 それではまた。

自己紹介 ver.ていね

はじめまして、ていねと申します。
名前が北海道の地名っぽいですが、北海道出身ではないです。
僕もなっくらーさんと同様にQ&A方式で自己紹介をさせていただこうと思います。



Q.ヴァンガード歴はどのくらい?
A.光輝迅雷発売後に始めたので6年ほど経ちます。最初に握ったのはロイヤルパラディンの光の聖域でした。

Q.使ってるクランは?
A.ロイパラメインにゴルパラ、グレネ、ノヴァ、ディメポを使ってます。
 勇敢アルトマイルがお気に入りです。

Q.実績は?
A.以下に列挙します。
・第一回浅葱VGCS(Pスタン) 4位 使用:勇敢アルトマイル
・第1回関東VGCS(スタン、トリオ) ベスト16 使用:モナ王型ロイパラ
・2018年大ヴァンガ祭トライスリーファイト(Gスタン) ベスト16 使用:勇敢アルトマイル
ただのファンデッカーです。

Q.活動区域は?
A.よく出没するのは水戸か秋葉原。茨城と東京をしょっちゅう往復してます。

Q.ハンネの由来は?
蒸気機関車が好きだったりするんですけど、国鉄時代に北海道を走っていた急行「ていね」が由来です。
C62はいいぞ。
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